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ひつじblog

バリアフリーな宿ってどんなもの?


「バリアフリー」な宿を検索しても、どうもよくわかりません。

我が家の場合、客室そのものは、車椅子で入れない位狭いなどということがなければ、和室でも洋室でも、大丈夫です。反対に、バリアフリールームのバスタブが狭く難儀をしたことがあります。目指したバリアフリーのイメージが、自分で車椅子を動かして移動可能な障害者だったのでしょう。

バリアを一番感じるのはこの3つではないかと思います。

  1. 客室までのアクセス

  2. お風呂

  3. 食事

「バリアフリー」を謳っている宿ならば、①番目はまず、問題ないでしょう。また、玄関、館内に段差がないか、エレベーターがあるかを確認すれば、ほぼ安心です。

宿によっては、段差があっても大丈夫な場合があります。畳床の宿に泊まった時のことです。玄関から入って、一瞬「しまった!」と思ったのですが、宿のスタッフが慣れた雰囲気で車椅子のタイヤを拭いてくれました。それが、とても自然な感じで、とても快適な旅となりました。

お風呂に関しては、部屋に広めの風呂があるか、貸切家族風呂があるというのが、条件になります。

食事に関しては、障害の状態により、求めるものがかわってきます。ミキサー食を食べていた時は、時間がかかること、再調理の必要から、部屋食(または個室での食事)、あるいは、ミキサーを使って他のお客様の邪魔にならない席(ミキサーの音が大きい)を希望していました。今は、経管栄養なので、その心配はありませんが、ネット予約システムでは、部屋と食事がセットになっているので、一人分不要という交渉が別に必要になります。

忘れてはいけないもう一つ重要なポイントは、費用の面です。条件の整った宿というのは、お値段も高いという傾向にあります。

先週2泊3日で夏の家族旅行に出かけました。(ずっと雨で、その分ノンビリできました。)

今回は、突然、「来週どこかへ行こう」という、かなり無謀な計画でした。一昨年は清里、昨年は河口湖、今年はそれより近いところ(結果的には吾野になりました)を探しました。しかも、一番のハイシーズン!

場所(時間距離)と設備と日にちと予算、なかなか決めきれない、しかも、決めた宿が気に入る保証もないのです。条件の整った宿というのは、お値段も高いという傾向にあります。「お風呂に入ってゆっくりしたいだけなのに、この値段?」と思うと、決めかかねてしまいます。

検索に疲れたころ、ふと思い出したのが「東京都休養ホーム事業」のこと。その対象の宿ならば、大丈夫だろう、という安易な考えで、「休暇村・奥武蔵」を出発日の9日前の夜にネット予約しました。

貸切風呂があることは、HPなどには、どこにも書いてありませんでした。しかも、予約できた部屋は風呂なしの和室、後も先も空いていたのはその2日だけ。(直前予約の無謀者です)

実際には、ハンディキャップ専用の貸切風呂(有料:1時間2100円)がありました。普通の家族風呂とは異なり、だれでも利用可能というわけではなかったので、予約も取りたい時間に取れました。(2泊とも、他の利用者はいなかったようです。)

直前過ぎて、「東京都休養ホーム事業」の助成は受けられませんでしたが、一人分の食事代、障害者割引き(本人と付き添い一人、それぞれ1泊1500円引き)を引いてくれたので、飲み物、昼食代(雨でほとんどどこにも出かけず宿でノンビリ)、貸切風呂の利用料を入れても、最初の値段以下に収まりました。

今回は、結果オーライでしたが、次回は、もっと余裕をもって出かけたいものです。

詳しい旅の報告は、nuknukブログ

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